<緊急提案>
放射能残存土 及び 焼却灰からのセシウム分離法
福島第一原発事故で飛散した放射性物質のうち最も多いのが、放射性ヨウ素で、次が放射性セシウムだ。放射性ヨウ素は、8日毎に半減していくので3ヵ月もすれば、ほぼゼロレベルになるが、放射性セシウムの半減期はもっと長く30年はかかるので問題だ。
東日本大震災の被災地のみならず、関東近県でも放射性セシウムが検出されていて、どの自治体でも放射能が残存する残土や焼却灰の処理に困り果てている。
そこで私は、セシウム137と結合するプルシアンブルーに着目し、放射能汚染土や焼却灰からセシウム137を分離処理するシステムを提案したい。
(プルシアンブルーとは)
プルシアンブルーとは、紺青(こんじょう)と呼ばれるフェロシアン化第二鉄を
主成分とする人工顔料で、古くは、葛飾北斎が1831年に描いた「富嶽三十六景」
において描いた濃青がそれである。
私の提案する 『セシウム分離法』 のポイントは7つある。
ここでは、焼却灰について述べる。
【下図@〜Fの説明】
@ プルシアンブルーを鉄粉、もしくは鉄球に焼き付ける。
A 放射能残存の焼却灰にプルシアンブルーを焼き付けて青くなった鉄粉を合わせる。
B 回転ドラムにて混合し、セシウム137をプルシアンブルーと強く結合させる。
C 強力磁石を使用し、混合灰から鉄粉のみ取りだす。
(鉄粉に焼き付けされているプルシアンブルーにセシウム137が結合している。)
鉄粉を取り去った焼却灰は廃棄する。
D 鉄粉を分離容器に封じ込め、熱処理にて「鉄」と「セシウム137」を分離する。
セシウム137 を取り去った鉄粉は再利用できる。
E セシウム137を抽出。
F セシウム137を銅容器に封じ込める。
以上の考案をしかるべき機関において、実験及び検証をお願いするものである。
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