いま求められるのは、結果のだせる技術、用剤だ タイトル

いま求められるのは、結果のだせる技術、用剤だ

最近、発表された政府の経済指標をみると、デパートでの高級品の売上げが好調なのに対し、スーパーの売上は減った、という。全体ではプラス・マイナス ゼロといったところだろか。

6月末に発表された5月の消費者物価指数は、総合指数(季節変動の大きい生鮮食料品を除く)は久しぶりに100を回復した。もっとも、これは円安によるエネルギー関連の値上がりが主因だ。理美容サービス(理容や美容などを含む中分類)は99.5で27ヶ月連続して100を下回っている。やはり理美容産業の景気は悪い。とはいうものの、前年同月比は4ヶ月連続で0なので、いまが底と判断することもできる。これから上昇に転じるものと期待したい。

デパートで「超」がつく高級品が売れているのをテレビなどマスコミは大きく報じている。そんな映像を見ると、日本の景気が回復したかに思える。しかし考えてみると、超高級品を買える富裕層というのは、数は少ない。富裕層でない人のほうが圧倒的に多い。
デパートで高級品が売れはじめたのに合わせて、美容でも高級美容室といわれるセレブ相手のサロンに客足が戻りつつある、という話を聞いた。その一方で、理美容業界で売上を着実に伸ばしているのは、カットに特化した業態店や、安さを前面に出した大規模サロンばかりである。結局のところ、一般の街の美容店は、スーパー同様、売上が減っている。

一般の街の美容店は、客減、売上減、利益減の三つの減に苦しんでいる。これを回復するために、様々な増収メニューを模索している。ネイル、メイク、エステ、ヘッドスパ、最近では美容師の業権になったまつ毛エクステもそうだ。また、業界あげてのパーマの復権運動にも取り組んでいる。
しかし残念ながら、大成功を収めて売上が急上昇した、というサロンを知らない。一生懸命、勉強して取り組んだ割には成果はそれに見合っていないのが現状のようだ。

その理由の一つとして、業界はマーケットの意識が希薄なのだ。いま消費者が求めているものは何か。消費者、つまりお客様である。一般の街の美容店のお客様は近隣の人が大半だ。その近隣のお客様で増えているのは高齢者である。そして、これからも間違いなく増える。となれば、街の美容店は高齢者に目を向けなければならない。つまり、高齢者向けのメニューが求められる。高齢者は、薄毛、白髪、肌の衰えなどに悩んでいる。ひと言でいえば、アンチエイジングだ。高齢者にはアンチエイジングが重要なキーワードになる。
さらに、もう一つキーワードを加えるなら、「確かな効果」だ。白髪染めなら好みの問題は別にして結果は出るが、肌の衰えや薄毛の悩みはそうは簡単にいかない。そこで極めて重要になってくるのが、結果がだせる技術であり、用剤になる。以前にも述べたが、免疫美容はその一つだと自信をもっていえる。 免疫美容以外にも、未知の技術、用剤はあるはずだ。 三つの減から抜け出すために、結果のでる技術、用剤をぜひ探してほしい。いまはインターネットの時代、国内はもとより世界から探しだすことも可能だ。 探すのは、いまでしょう!

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